アコースティック

この言葉にはどんな意味があるのでしょう？

辞書によれば、
1．聞くことにかんすること。
2．出てきた音をそのまま聞くこと。
3．電気的に音に変化をもたらさない楽器。

つまり、ギターで言えばはじいた弦の音をそのまま
聞いている人の耳に届けること。

鍵盤が叩いた弦の音をエフェクト無しで耳に届けること。

吹いた音がそのまま音になること。

叩いた太鼓の音がそのまま聞こえること。

つまり、全てがダイレクトなのです。
楽器から直線的に貴方の耳に届く音楽。
↓
化学肥料無しでお届けする有機野菜な音楽。
↓
機械ではなく、体の筋肉と呼吸と脳みそが動かす音楽。

そういう意味では太鼓ほどアコースティックな楽器はなく、
ギターほどエレクトリックな楽器はない。

"アコースティック"という言葉がいつのまにか
随分歪んでしまったように思えるのは私だけでしょうか？

この言葉に悩まされるこの頃でございます。