国語

2004年6月5日
先日飲み屋で話し合った国語のテストの問題。

問1.
主人公はこのときどういう気持ちだったのかを書きなさい
(                      )

私はこの系統の問題が大嫌いだった。
文脈から読み取れということだが、
答えが数学のように 「友人のことを思い、悲しんでいた」
などと、一つしか決まっていないのだ。

これは訓練によってテストの趣旨を理解することが大事であって、
物語りと同化してしまっては"正しい答え"にはありつけないということを知るのだが・・・。

でも考えてみれば本当のところは誰にも分からないはずなんだ。
空を見上げた瞬間だけは「冷蔵庫の牛乳いつ賞味期限だったけ?」
って考えているかもしれない。
賞味期限→恋愛の賞味期限→そんなものあるか?→だからあいつはダメだ→だから俺もダメだ→考えるのも面倒臭い→あ、トイレ行きたい→まあいいかっ、、
っていう連鎖が頭の中で起きていたかもしれない。

可能性は脳みその数だけある。
可能性はその人の文化的背景の数だけある。
そんな風に思っていた私はひねくれものだったのかしら?
それとも想像力が働きすぎる子供だったのかしら?

何はともあれ、小説はテストするものじゃなくて、
リラックスして読むものだ。

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