一日一善?

2004年6月9日
今日は見知らぬお婆さんが家の前をフラフラ歩いていたので、
話し掛けにいった。

やっぱり迷い婆さんでした。

うちの田舎の亡きおじいさんは痴呆症だったので、何となく動きからピンと来た。

お名前は?
「わからない」
何処からきたの?
「思い出せない」

左右逆にサンダルを履いていたのだが、足の指の皮がむけていたあたりから、大分歩いたんじゃないかと。
近くのおじさんにどうしよう〜って相談したら

市役所に電話しようって話になったら
お婆さんがそれだけはやめてくれという。
「息子にぶん殴られる」「息子に怒られる」
と言う。
悲しいな・・・
それを聞くと市役所に届けるのも悪い気がしてしまうのだ。
小鳥を籠に戻すか、大自然に放すか?非常に難しい選択だった。

困ったので、近くの畑にいたH多さん(元警官)にどうしよう〜と相談したら
警官ライフを思い出したのか、畑の中でお婆さんを慣れた手順で取り調べた。
といっても、お婆さんの思い出せる情報というのは限られていたので、
すぐ終わってしまった。
ただビックリしたのが、人と話すという刺激を与えられたせいなのか、H多さんが
「お名前は?」と聞くと
「I村です。」と即答した。

おいおいおい〜私が何度も聞いても思い出せなかったじゃないか〜とジェラシー。

それからパトカーが来てお婆さんは保護されたけれど、
その後の彼女の運命はいかに?

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