ある愛の物語。<第一話>
2004年6月14日ある所に普通の男の子がいました。
彼はある日顔が鏡になっている女の子に出会いました。
彼女の顔は鏡なので目の前のいろんな風景がそのまま映ります。
でも彼女も生まれたときには自分の顔というのがあったのだが、
成長していくにつれて、その顔は平らな鏡になってしまったのだ。
その女の子は自分の顔が大嫌いでした。
人には不気味だと言われてあまりお友達がいませんでした。
けれどもある日道端で出会ったこの普通の男の子は
なんて不思議で綺麗な女の子なんだろうと思って一緒にお話をしました。
彼女の顔には上を向けば夜の星空が、
東を見れば朝日が、
西を見れば山の裾に隠れていくオレンジの夕焼けが映り、
覗き込めば彼の顔がそこには映し出された。
僕達そっくりだね
彼女の顔に映し出される自分に向かって言った。
彼女はとても嬉しかった。
顔が鏡になってから初めて誰かに愛されたと思ったのです。
そして二人はお互いに夢中になった。
私達そっくりね
彼女は幸せいっぱいにそう言った。
彼女の顔にはいつも彼が映っていた・・・・・・・
つづく
彼はある日顔が鏡になっている女の子に出会いました。
彼女の顔は鏡なので目の前のいろんな風景がそのまま映ります。
でも彼女も生まれたときには自分の顔というのがあったのだが、
成長していくにつれて、その顔は平らな鏡になってしまったのだ。
その女の子は自分の顔が大嫌いでした。
人には不気味だと言われてあまりお友達がいませんでした。
けれどもある日道端で出会ったこの普通の男の子は
なんて不思議で綺麗な女の子なんだろうと思って一緒にお話をしました。
彼女の顔には上を向けば夜の星空が、
東を見れば朝日が、
西を見れば山の裾に隠れていくオレンジの夕焼けが映り、
覗き込めば彼の顔がそこには映し出された。
僕達そっくりだね
彼女の顔に映し出される自分に向かって言った。
彼女はとても嬉しかった。
顔が鏡になってから初めて誰かに愛されたと思ったのです。
そして二人はお互いに夢中になった。
私達そっくりね
彼女は幸せいっぱいにそう言った。
彼女の顔にはいつも彼が映っていた・・・・・・・
つづく
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