原題である英語の題名は "Ten tiny love stories"

こちらのほうがピンとくる。もっと良い翻訳題は無かったものだろうか?と思うものの一つ。

特に原題にちっとも"Little"なんて入ってないのに
主人公が子供だからって安易に「リトル」と付けるのはどうかと、いつも私は思う。

この"Ten tiny love stories"は10人の女性達がそれぞれ思い出深い恋の話をカメラに向かって独白する映画。一つのお話に一人の女性がお話をしつづけるというシンプルな短編が10作品。

とにかく、すごく女優さん達の生々しい表情が前面に出ている。
余計なものは無く、彼女達にあった自宅の部屋の内装が映っている感じが見ている側に「日常らしさ」を伝えてくれる。

「間」や「目線の遣り方」によって醸し出される
え?これ本当の独白?と思ってしまう距離感と空気。
そして共感できる要素としてあちこちに散りばめられたリアルな感覚。

解くことのできない困惑の気持ち。
「あれは、なんだったんだろう?」という感覚。
私は何故其の時そうしたんだろう?という気持ち。

それから忘れられない人の忘れられない言葉と匂い。

愛おしいと思う匂いってあるんですよ。

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